僕が内定を得た話

2017年10月 僕は某自動車メーカーの内定を辞退し、内定がゼロになった

2017年の就職率は昨今の中で、最も高かったそうだ。アベノミクスの効果で雇用へ積極的になれた企業が多かったらしい。
それでも僕は、辞退することを決めた。

働いてすら、いないのに。
話しか、聞いていないのに。

内定と自分

面接をしてくれた人も、内定の連絡をくれた人も、その後の連絡をくれた人事の方も、全て好印象だった。
営業に関する書籍を読んだり、社会人として必要な勉強をすることも、初めてのことで楽しかった。それに、就活を通じて様々な業界に触れられたことは、非常にいい経験であったと思う。
本当に様々な企業を受けた。その中で、某自動車メーカーの内定を貰った。

しかし僕は、某自動車メーカーで働く自分というものが、受け入れられなかった。

全国各地を回され、自動車についての知識を深め、そして自動車を広めていく。自動車が好きな人は、これ以上の天職はないだろう。大好きな自動車とともに過ごす日々は。

誤解されそうなので述べさせて頂くと、自動車が嫌いなわけじゃない。週に2,3回は乗って出かけているし、マニュアル車に乗りたいと思って、オートマ車なのに、
ギアをがちゃがちゃやって気分よく運転している。

しかし、それだけだった。
会社から届けられた書類に目を通していたりしたときに、ふと感じた、自分と会社との「車への愛情の差」
僕は自動車にそこまでの愛情や興味を抱いていなかった。

じゃあなんでそもそも受けたのか?
僕は「様々な業界を受け、経験と知識をつけるため」に就活をしていた。
決してその先にある内定や、就職ということは深く考えていなかったと、今では強く思う。

「君は、お前は、アナタは、どのの企業にいくの?」
「内定決まった?」
「就職終わったんでしょう、何やるの?」

友人、両親、親戚、バイト先、僕が関わる全ての人に言われる言葉が胸に突き刺さった。

「明日なんか来なければ良いのに」

いつしかこう思いながら、布団に入るようになった。

友人と会って、遊ぶと必ず出る言葉はこれだ。
「就職したら、もう今までとは違うんだから」
「社会人になったら、こうはいかない」
「学生最後なんだから○○しようぜ」

僕は決まって同じことを連想してしまっていた。

出家する古人?それとも入隊を義務付けられた軍人?
共通して言えるのは、将来に対する諦めだった。

高校生まで地元の学校に通っていたので、満員電車に乗ったのは大学生が初めてだった。
その時の想いは今でも鮮明に覚えている。

「自転車通学に比べて、ここは監獄じゃないか」

しかし、僕は間もなく仲間入りだ。地元で働こうにも、朝の満員電車は免れることは出来ないであろう。
それに、僕自身、車で食っていく覚悟が出来なかった。

そして僕は、悩んだ末に、結論を出した。
内定を辞退してしまおう、と。

就活や、内定先に悩むあなたへ

いわゆる、内定ブルーだった僕は、悩みのもとを断ち切ってしまった。

この事実による変化を、あなたに伝えたい。

「翼が生えたように、身も心も軽くなった」

就活や内定先に悩むあなたは、内定を辞退することが正気の沙汰とは思えないかもしれない。
喉から手が出るほど、内定を欲しがっている友人も知っている。

世の中には就活を否定する意見も見受けられるが、そんなことは気にしなくていい。
自分の信念を活かすことが出来ると思う選択肢を取ればいい。

就活を否定することが無意味なら、就活をしないことを否定することも同様に無意味だ。

そう思ったのは、就職はゴールではなく、スタートラインだと気付いたからだ

僕はこのことが10月になってやっと分かったのだ。

就活とは、内定を得て終わるゲームではなく、その後に本編が始まるということを。
就活は言わば、初期設定だったのかもしれない。

性別と名前を決めただけじゃ、それはポケモンのゲームとは言わない。
キャラとステージを決めただけじゃ、スマブラは始まらない。
手に入れて終わりなものが、この世界にいくつかあるのだろうか。

そうは言っても、やはり周囲の声と言うものも無視はできない。

「働いてすらいないのに、決めつけて何様のつもり?」
「内定辞退して、フリーターになって、まだ私達親のスネでもかじるつもりか」
「新卒で就職するのと、既卒で就職するの、その違いと大変さ、分かってるの?」

確かに、その通りかもしれない。

でも、そうじゃないかもしれない。

それを決めるのは、周囲の人間ではなく、僕自身だ。
僕の今後の行動ですべてが決まる。

幸い、僕の周りにフリーで生きる人がいる。
それに、ネットが普及して、多くの情報を手にすることが出来る。
それらの人に悪意ある人がいるかもしれないけれど、甘んじてそれを受け入れよう。

この世の地獄を味わってでも、自分の納得のいく生き方で生きていきたい。

僕の人生は、他の誰かじゃない、自分が決める。
そして、進んできた道で迷った時が訪れようとも、自分のコンパスは人にゆだねない。

僕は、自分の生きたいように、生きてく。

そう決めた。

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ABOUTこの記事をかいた人

内定辞退した2018卒の大学生投資家。 「お金だけのための就職」が嫌でした。 「好きで生きるため」情報発信。 ***月間読書量3~8冊を頼りに経済自由を*** ***米株、節約術、統計学やアニメ好き***